尿力学的膀胱検査の受け方と準備
はじめに
出産後や加齢に伴い、膀胱が少しでも満たされると尿が漏れてしまうことがあります。日常生活の中で尿が無意識に漏れる状態は失禁と呼ばれ、原因が明確でない場合に医師が尿力学的膀胱検査(Urodynamics)を指示します。本記事では、検査の流れと事前に知っておくべきポイントを解説します。
検査の流れ
来院前の食事と膀胱の状態
検査は空腹である必要はありませんが、検査開始時に膀胱が満杯であることが求められる場合があります。満杯が難しい場合は事前に医師へ相談し、検査前に膀胱を空にした上で水分を摂取する指示を受けることができます。
尿流測定
看護師の指示に従い、排尿時の尿流の長さや尿量、途中で止められるかどうかを測定します。看護師はこの種の検査を日常的に行っているため、リラックスして臨んでください。
カテーテル挿入と膀胱充填
最初の尿流測定後、膀胱に温めた生理食塩水を注入しながらカテーテルで圧力を測定します。必要に応じて直腸プローブを使用し、直腸内圧も同時に記録します。
咳嗽テスト
看護師の指示で咳をしてもらい、膀胱の圧力限界を評価します。カテーテル先端に取り付けた小型マノメータが圧力変化をリアルタイムで記録します。検査中に尿が漏れることがありますが、これは膀胱の漏れ圧を測定するための正常な過程です。
検査後のケア
検査終了後は十分な水分を摂取し、カテーテルによる不快感を和らげます。感染予防のため、短期間の抗生物質が処方されることがあります。
