IMRT前立腺がん放射線治療の副作用対策に効果的な運動
前立腺がんに対する強度変調放射線療法(IMRT)は、腫瘍の3次元形状に合わせて高精度に放射線を照射し、がん細胞に高線量を届けつつ正常組織への被曝を最小限に抑える治療法です。従来の放射線治療に比べ副作用は少ないものの、尿道へのダメージや全身の倦怠感などの影響は残ります。適切な運動はこれらの副作用緩和に役立ちます。
身体活動
IMRT治療中は疲労感が強く出やすいため、十分な休養と睡眠が不可欠です。しかし、米国がん協会(ACS)は、疲労軽減と生活の質向上のために中等度の運動を推奨しています。ACS の推奨は、前立腺がん患者を対象に放射線療法中の運動と非運動グループを比較した対照研究に基づいています。
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研究では、週に数回、1日30分のウォーキングを続けた男性は、運動しなかった男性に比べて疲労感が顕著に低く、放射線治療中だけでなく治療後数週間にわたってその差が持続しました。
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同期間に運動グループは体力テストのスコアが13%向上しましたが、非運動グループは治療前後でほとんど変化がなく、むしろ筋力低下が見られました。筋力低下は日常生活動作を困難にし、さらなる倦怠感を招く可能性があります。
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体力が低下していると感じても、無理のない範囲で運動を取り入れることが重要です。ベッド上で過ごす必要がある場合は、理学療法士や医師に相談し、筋肉トーン維持に役立つ簡単なエクササイズを指導してもらいましょう。
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歩行を再開する際は、まず室内をゆっくり歩く程度から始め、体力が回復するにつれて時間と距離を徐々に伸ばしてください。また、IMRTに加えてホルモン療法を受けている場合、ウォーキングは薬剤による骨粗鬆症の進行を抑える効果も期待できます。
ケーゲル運動
IMRTが尿道を損傷すると、排尿開始の遅れや頻尿・切迫感、失禁といった症状が現れることがあります。ケーゲル運動は、排尿をコントロールする骨盤底筋群(陰嚢と肛門の間にある筋肉)を強化し、尿失禁の改善に役立ちます。
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ミシガンがんコンソーシアムの指導によれば、長時間のケーゲルは筋肉を3~5秒間締め、同じ時間だけ緩める動作を10回繰り返します。短時間のケーゲルは、1秒間締めて1秒間緩めることを10回行います。
毎日数分間、これらのエクササイズを継続することで、骨盤底筋の持久力と収縮力が向上し、排尿コントロールが改善されます。症状が強い場合は、泌尿器科医や理学療法士に相談し、個別の指導を受けることをおすすめします。
