疲労と酸性尿の関係
医師は健康状態を把握し、疾患の診断を支援するために尿検査を指示します。その中で重要なのが尿のpHです。pH7は中性、7未満は酸性、7より大きいとアルカリ性です。通常、ヒトの尿はやや酸性です。疲労感などの症状がある場合、尿検査で原因を探ります。
糖尿病性ケトアシドーシス
インスリンは血糖をエネルギーに変えるホルモンです。インスリンが不足すると、体は脂肪を燃焼し、ケトン体が産生されます。ケトン体は血液と尿を酸性にし、進行するとケトアシドーシスとなり、意識障害や致死的状態に至ります。
高血圧と腎臓病
高血圧は腎臓に負担をかけ、慢性腎臓病を引き起こすことがあります。腎機能低下は疲労、頭痛、体重減少、尿のpH低下などの症状を伴います。
慢性的なアスピリン過剰摂取
アスピリン(アセチルサリチル酸)を長期間過剰に服用すると、疲労、混乱、微熱、呼吸数増加などが現れ、尿のpHが低くなることがあります。
鉛中毒
子どもの鉛中毒はイライラ、食欲不振、疲労を引き起こし、尿が酸性になることがあります。成人でもまれに同様の症状が出ます。尿検査で疑いがある場合は血液検査で確定します。
飢餓状態
栄養不足の状態では体が自らのタンパク質を分解してエネルギーに変えるため、尿が異常に酸性になり、倦怠感が生じます。
慢性肺疾患
肺気腫などの慢性肺疾患は、倦怠感、体重減少、咳や喘鳴に加えて、尿が酸性になることがあります。
