若い女性の膀胱失禁について
膀胱のコントロールがうまくいかない状態は尿失禁とも呼ばれ、年配の女性だけでなく、若い女性でも起こり得ます。本記事では、若い女性に多い4つの膀胱失禁のタイプと、主な治療法をご紹介します。
ストレス失禁
骨盤底筋が伸びたり損傷したりすると起こります。妊娠・出産時に起こりやすく、咳やくしゃみ、笑いなどの圧力がかかると少量の尿が漏れます。また、ランニングや体操などの高衝撃スポーツを行う若い女性でも起こり得ます。遺伝や肥満も関与します。
過活動膀胱
膀胱の筋肉が過剰に収縮することで、強い頻尿感が生じます。トイレに行くまでの時間が数秒から1分程度しかなく、失禁につながります。パーキンソン病、多発性硬化症、尿路感染症が原因になることもあります。
混合性失禁
ストレス失禁と過活動膀胱が同時に起こるケースです。若い女性でもこのタイプで悩む人が増えており、医師の診断が重要です。
溢れ失禁
排尿時に膀胱が完全に空にならず、常に少量の尿が漏れ続けます。糖尿病による神経障害が原因になることがあります。日常生活では防水パッドを使用することがあります。
治療法
治療法は自宅でできるエクササイズから外科手術までさまざまです。
ケーゲル体操
骨盤底筋を収縮させ、10秒間キープしてゆっくり緩めます。これを1日5分程度続けると、3〜6週間で効果が現れます。
薬物療法
過活動膀胱には抗コリン薬が用いられ、膀胱筋の痙攣を抑えて頻尿感を軽減します。
外科的治療
出産などで膀胱や尿道括約筋の位置がずれた場合、腹部から切開し骨盤内の靭帯を強化して尿道括約筋をサポートする手術があります。他にもさまざまな手術法があるので、医師と相談して最適な方法を選びましょう。
