尿量が減少する原因
1日あたり500ml未満の尿しか出ない場合、排尿量の減少とみなされます。主な原因は腎臓、前立腺、膀胱の疾患や使用している薬剤です。
主な腎臓の問題
腎不全は腎臓が老廃物を十分にろ過できなくなる状態で、尿量が極端に減少したり、全く出なくなることがあります。腎臓がんの症状のひとつにも尿量減少が挙げられます。
その他の腎臓の問題
腎臓にできる結石(尿酸やカルシウムの沈着物)は、尿路に詰まると尿の流れを妨げ、排尿量が減少します。
膀胱の問題
膀胱や尿道に感染が起こる尿路感染症は、頻繁にトイレに行きたくなるものの、実際に排出される尿量は少ないことがあります。また、逆流性尿管膀胱逆流症(VUR)を持つ子どもは、尿意は強いが尿量が減少します。
前立腺の問題
前立腺肥大(良性前立腺肥大)により、排尿回数が増え、尿の勢いが弱くなることがあります。前立腺がんは、尿がほとんど出ない、排尿開始が困難、尿流が途切れるといった症状を引き起こすことがあります。
薬剤の影響
メトトレキサート、利尿剤、抗コリン薬などの薬は、尿量減少、脱水、低血圧を招くことがあります。利尿剤は高血圧や緑内障、むくみの治療に、メトトレキサートは乳がんや乾癬の治療に、抗コリン薬は高血圧の管理に使用されます。
