閉経後の尿意切迫感の治療法は?

リスク要因

閉経を迎えた女性の多くが尿意切迫感(過活動膀胱)を経験します。閉経期にホルモンバランスが変化することでリスクが高まりますが、加齢や肥満、喫煙、過度のカフェイン摂取なども影響します。

原因

膀胱の機能障害、尿路感染症、腎結石、便秘、遺伝的要因、その他の泌尿器系疾患が原因となります。閉経に伴うホルモン低下も膀胱の筋肉や神経に影響し、尿意切迫感を引き起こすことがあります。

症状

1日8回以上の頻尿、夜間頻尿による睡眠障害、急な尿意でトイレに間に合わないことなどが典型的です。放置すると抑うつや情緒不安定につながることもあります。

診断

症状が疑われる場合は泌尿器科や婦人科を受診し、病歴聴取、身体診察、尿検査、残尿測定などの検査を行います。必要に応じて膀胱鏡検査や尿流測定も実施します。

治療法

診断結果に基づき、生活習慣の改善、薬物療法、手術のいずれか、または組み合わせで治療します。

生活習慣の改善

  • 食物繊維を多く摂り、便秘を防止
  • 炭酸飲料やカフェインの摂取を控える
  • 定時排尿を心がける
  • 骨盤底筋トレーニング(Kegel体操)を行う
  • 適正体重を維持し、肥満を防ぐ

薬物療法

膀胱平滑筋をリラックスさせる抗コリン薬やβ3刺激薬が主に使用されます。閉経後のホルモン変化により薬の効果が出にくい場合は、ホルモン補充療法を併用することもあります。

手術療法

薬物で効果が不十分な場合、膀胱への圧迫を軽減する経尿道的膀胱切開術(TURP)や、膀胱刺激を抑える神経調節療法が検討されます。

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