膀胱の筋肉に関する問題
トイレに行く回数が増えたり、笑ったり咳をしたりしたときにおしっこが漏れる、最近トイレに行った後でも漏れが続くといった症状に心当たりはありませんか?米国では約1300万人が膀胱の問題を抱えているとHealthNationが報告しています。妊娠や手術、性別の違い、加齢など、さまざまな身体的変化が原因となり、主に以下のようなタイプに分類されます。
1. ストレス性尿失禁
最も一般的な膀胱障害です。運動やくしゃみ、笑い、咳などで腹圧が上がると、膀胱から尿が押し出されます。女性に多く見られますが、前立腺を摘出した男性でも発症することがあります。
2. 切迫性尿失禁(過活動膀胱)
膀胱を支える骨盤底筋が不随意に収縮し、膀胱が満杯でなくても強い尿意が生じます。トイレまで間に合わないと失禁につながります。原因は特定できない場合もあれば、神経障害、脳卒中、薬剤の副作用などがあります。
3. 機能性尿失禁
膀胱自体の問題ではなく、トイレに間に合わない環境が原因です。車椅子からの移乗や服の脱ぎ着、パーキンソン病などの運動制限が障壁となります。また、鎮静剤などの薬剤が影響することもあります。
4. 神経因性膀胱
神経系の障害で膀胱の制御が乱れ、2つのパターンが現れます。排尿が不十分になる「低活動膀胱」と、頻繁に尿意を催す「過活動膀胱」です。脊髄損傷や腫瘍が主なリスク要因です。
5. その他のタイプ
膀胱が完全に排出できずに常に少量が滴る「残尿性尿失禁」は、男性に多く、糖尿病による神経障害や前立腺疾患、薬剤の副作用が原因となります。また、切迫性とストレス性の両方の症状が混在する「混合性尿失禁」もあります。
自分に当てはまる尿失禁のタイプを正しく把握することが、適切な治療への第一歩です。疑いがある場合は、泌尿器科や骨盤底専門医に相談し、正確な診断と個別の治療計画を立ててもらいましょう。
