子どもの尿路感染症(UTI)について

尿路感染症は子どもに一般的に見られ、米国では毎年約3%の子どもが罹患しています。小さな子どもは自分の症状を言葉で説明できないため、親が問題を見つけるのは難しいことがあります。放置すると、尿路感染症はより深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

原因

尿路は、細菌が尿道を上り膀胱へ侵入すると感染します。通常、尿は無菌ですが、直腸や性器周辺の皮膚から細菌が入り込むことがあります。膀胱が炎症を起こすと腫れや痛み、痙攣が生じます。子どもにおける主な原因は、排便後に肛門を十分に清潔にしないことです。

症状

尿路感染症は、風邪やインフルエンザと症状が似ていることがありますが、以下のような特徴があります。

  • 発熱と頻尿がしばしばみられる。
  • おむつに異臭がある。
  • 吐き気や嘔吐。
  • 頭部の風邪様症状(鼻づまりや喉の痛み)と同時に現れることも。
  • 食欲不振。
  • 腹部や骨盤部の痛み、尿に血が混じることがある。

診断

正確な診断には尿サンプルの採取が必要です。年齢に応じて、カップに直接尿を採取できない場合は、カテーテルや膀胱穿刺でサンプルを取ります。採取した尿は細菌、膿、血液の有無を検査します。自宅で採取した場合は、サンプルを冷蔵保存し、氷で保冷したプラスチック袋に入れて医師に持参してください。

治療

診断で尿路感染症と判明したら、抗生物質で細菌を除去します。培養で検出された細菌量に応じて投薬期間が決まります。経口投薬が難しい場合は注射で投与することもあります。症状が改善しても、指示された期間すべての抗生物質を服用し続けることが重要です。治療中は十分な水分補給を心がけ、子どもが渇きを感じない場合は医師に相談してください。

予防

一度尿路感染症を起こすと、再発のリスクが高まります。早期に治療しないと、細菌が腎臓へ広がり腎盂腎炎になる恐れがあります。日常的に以下を実践しましょう。

  • トイレ後の肛門・外陰部の清潔を徹底する。
  • 十分な水分摂取を促す。
  • 定期的に小児科医のフォローアップ検査を受け、膀胱や腎臓の状態を確認する。

子どもの尿路感染症は早期発見と適切な治療が鍵です。疑わしい症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。

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