尿路とは

尿路は腎臓、尿管、膀胱、尿道から構成され、体内の老廃物と余分な水分を血液からろ過し、尿として排出するシステムです。腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱に貯められ、排尿時に尿道を経て体外へ排出されます。

原因

尿路感染症(UTI)の最も一般的な原因は、体内に常在する細菌です。消化管や肛門・膣周辺の皮膚に常在する細菌が尿道を通って膀胱へ侵入し、感染を引き起こします。

症状

主な症状は以下の通りです。

  • 頻尿(トイレに行く回数が増える)
  • 切迫感(少量の尿しか残っていなくても急に排尿したくなる)
  • 排尿時の痛みや不快感
  • 尿が濁る、暗い、血が混じる、異臭がする
  • 感染が進行すると発熱や寒気を伴うこともある

診断

診断はまず診察室で行う簡易尿検査(ディップスティック)から始まります。検査で感染が疑われた場合、尿を培養検査に回し、細菌の種類と白血球の有無を確認します。培養結果に基づき、最適な抗生物質が選択されます。

治療

診断が確定すると、医師は培養結果に応じた抗生物質を処方します。治療期間は感染の重症度や使用する薬剤によりますが、通常は3〜7日間です。症状が改善しない場合や再発を繰り返す場合は、追加の検査や治療が必要です。