膀胱排尿障害の症状
膀胱排尿障害(尿閉とも呼ばれる)は、膀胱から尿を十分に排出できない状態です。さまざまな基礎疾患が原因となり、放置すると腎不全など深刻な合併症を引き起こすことがあります。症状は「初期症状」「慢性症状」「急性症状」の3つに分類されます。
原因
- 重度の尿路感染症や膀胱結石
- 特定の抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、消化管鎮痙薬などの薬剤
- 神経系の外傷や前立腺肥大など、膀胱と脳をつなぐ神経経路の障害
初期症状
- 頻尿や夜間頻尿
- 排尿後に膀胱が完全に空いていない感覚
- 一回の排尿量が少なく感じられる
慢性症状
- 排尿開始が困難になる
- 尿流が弱くなる
- 残尿感や尿が途中で漏れる(溢れ性失禁)
- 膀胱が常に満杯感を覚えるが、急性症状ほど激しい痛みは伴わない
急性症状
- 下腹部が膨らみ、強い痛みを伴う
- 膀胱が満杯でも全く排尿できない
- 放置すると膀胱が破裂し、尿が腎臓に逆流して腎不全を招く恐れがある
治療法
- 根本原因の特定と治療が最優先
- 急性尿閉の場合はカテーテルで膀胱を排尿させ、合併症を防止
- 慢性尿閉で原因が解決できない場合は、定期的なカテーテル使用が必要になることもある
