痙性膀胱の治療法

痙性膀胱は、膀胱が実際に満たされていなくても頻繁に排尿したい衝動が起こり、尿漏れが生じることがあります。メイヨークリニックによると、1日7回以上トイレに行く、または夜間に2回以上起きてトイレに行く場合は痙性膀胱の可能性があります。頻繁な排尿は日常生活や睡眠に支障をきたすことがありますが、治療法は多数存在します。

運動療法

女性で痙性膀胱に伴う尿漏れがある場合、骨盤底筋や膣筋を鍛えるエクササイズが有効です。ケーゲル運動は骨盤底筋を収縮・弛緩させるもので、1日80回程度、最低2か月間続けます。また、膣内に小さなウェイトを入れて筋肉を締めるトレーニングも推奨されます。これらは1日2回、15分ずつ、6週間続けると効果が期待できます。具体的なエクササイズは担当医と相談してください。

認知療法

排尿衝動をできるだけ長く抑える認知的テクニックを取り入れることで、痙性膀胱のコントロールが向上します。最初は不快感がありますが、膀胱が実際に満たされていないことを自分に言い聞かせ、衝動に抵抗する練習を続けると、トイレに行く間隔が徐々に伸びていきます。

薬物療法

医師に相談し、痙性膀胱を抑える薬を処方してもらいましょう。オキシブチニンやトルテロジンは膀胱平滑筋を弛緩させ、排尿衝動を軽減しますが、口渇、視力ぼやけ、便秘、尿閉などの副作用があります。徐放性錠剤や経皮パッチの使用で副作用を軽減できる場合があります。閉経後の女性は、エストロゲン(経口または膣内)を併用すると効果が高まることがあります。

水分管理

水分管理は、飲む量を減らすことではなく、適切な水分摂取と飲み物の選択を指します。過度に水分を制限すると脱水となり、膀胱を刺激します。むしろ、十分な水を飲み、カフェインやアルコールなど膀胱を刺激しやすい飲料は控えることが推奨されます。

尿路障害 - 関連記事