レーザーリソトリプシーとは何か?

腎結石(尿路結石)は、尿中の結晶が集まって硬い塊となり、尿路に詰まる痛みを伴う疾患です。小さな結石は十分な水分摂取と鎮痛薬で自宅療養が可能ですが、サイズが大きい、激しい痛みや感染、出血、腎臓へのダメージがある場合は、レーザーリソトリプシーなどの手術的治療が必要になります。医師は超音波やCTで結石の大きさ・位置を確認し、レーザーリソトリプシーの適応を判断します。

手術の概要

レーザーリソトリプシーでは、内視鏡(スコープ)を尿道から膀胱、腎臓へと挿入し、結石に直接レーザー光(ホルム石レーザー)を照射します。レーザーは結石を細かい破片に砕き、尿と共に自然に排出できるようにします。手術中は全身麻酔を行い、患者は意識を失い痛みを感じません。

手術前の準備

  • 服用中の薬剤やサプリメント、既往症・アレルギーについて医師に必ず報告してください。
  • 手術前の絶食・絶水時間や、通常の薬の服用タイミングについて指示が出ます。血液凝固に影響する薬(抗凝固薬や一部のサプリ)は手術数日前に中止する必要があります。
  • 感染予防のため、術前に抗生物質が投与されることがあります。

手術後の経過

  • ホルム石レーザーリソトリプシー後は、約2時間の回復室での観察を経て退院します。自宅へは必ず同伴者が運転し、術後1〜2日間は安静にしてください。
  • 感染予防や痛み緩和のため、抗生物質や軽度の鎮痛剤・抗炎症薬が処方されます。
  • 残存する結石破片を尿で排出させるため、術後8週間程度は十分な水分(1日2〜3リットル)を摂取するよう指示されます。
  • 術後のフォローアップ検査(超音波やCT)を受け、結石が完全に除去されたか確認します。

リスクと合併症

  • ホルム石レーザーリソトリプシーは成功率が高いものの、腎臓周囲の出血や結石破片が体内に残留するリスクがあります。
  • 出血がひどい場合は輸血が必要になることがあり、残留破片に対しては尿路ステントやドレナージチューブを留置し、自然排出までの尿の流れを確保します。

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