膀胱頸部の問題と治療法

膀胱頸部は、膀胱と尿道が接続する小さな領域で、円形の括約筋に囲まれています。この筋肉は収縮と弛緩を繰り返し、尿の排出を調節します。神経障害、手術後の合併症、前立腺肥大、原因不明などが膀胱頸部の機能不全を引き起こすことがあります。治療は原因に応じて選択されます。

神経因性膀胱

「神経因性膀胱」は、脳卒中、腫瘍、パーキンソン病、脊髄損傷などの神経系の障害により、膀胱頸部の括約筋が正しく機能しなくなる状態です。頻尿や急な排尿欲求、失禁が起こります。治療は、吸水性パッドの使用、導尿、薬物療法、さらには膀胱頸部にスリングを装着して締め付けを強化する手術などがあります。

尿道出口閉塞(BOO)

尿道出口閉塞(Bladder Outlet Obstruction, BOO)は、尿の排出が妨げられる状態で、男女で原因が異なります。女性では、ストレス性尿失禁手術後に膀胱頸部の括約筋が過度に収縮し、BOOを引き起こすことがあります。男性では、前立腺肥大が最も一般的な原因で、前立腺が膀胱頸部と尿道を圧迫します。

原発性膀胱頸部閉塞(PBNO)

原発性膀胱頸部閉塞(Primary Bladder Neck Obstruction, PBNO)は、排尿時に膀胱頸部が十分に開かない状態です。症状はBOOと似ていますが、特定の原因が見つかっていません。第一選択の治療はαブロッカーなどの薬物療法です。

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