排尿困難の治療法は?

排尿困難の原因はさまざまで、加齢や疾患による筋力低下、腎臓や尿路の閉塞などがあります。尿路閉塞は約千人に1人の頻度で起こり、原因や閉塞部位により症状は異なります。放置すると膀胱や腎臓にダメージを与えるため、早期の診断と治療が重要です。

腎結石

通常、尿は腎臓から膀胱へ流れ、尿道を通って排出されます。腎臓が尿中の不要な塩分を排除できないと結石が形成され、尿路に移動すると背中・側腹・下腹部に激しい痛みが走ります。痛みは出産時よりも強いと訴える人もいます。

排尿が困難になり、尿時に灼熱感を感じることがあります。結石が1日以上自然に排出されない場合は医師に相談してください。

大きな結石や硬い結石は外科手術で腎臓や腎盂から除去します。小さな結石は体外衝撃波結石破砕術(ESWL)で超音波を当てて砕き、自然に排出させるか、必要に応じて内視鏡で取り除きます。

前立腺肥大(良性前立腺肥大)

前立腺は膀胱の底部にあり、尿道を取り囲んでいます。良性前立腺肥大になると尿が出にくくなり、尿流が弱くなり、排尿時に痛みを伴うことがあります。

前立腺が軽度に肥大しているだけの場合は経過観察で済むことが多く、定期的な検診で症状をチェックします。

侵襲の少ない温熱療法として、水熱療法があります。カテーテルを尿道に挿入し、前立腺中央にバルーンを配置。温水がバルーン内を循環し、余分な組織を加熱で壊死させ、尿と共に排出または体内で吸収されます。

糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害は全身の神経に影響を及ぼす障害で、肥満、血糖コントロール不良、高血圧・脂質異常などがリスク要因です。自律神経障害により膀胱の排尿が不完全になり、細菌増殖で尿路感染症を起こしやすくなります。膀胱の筋肉制御が低下すると、満杯でも尿意を感じにくく、排尿コントロールが困難になります。

まずは血糖値の正常化が重要です。血糖自己管理、適度な運動、食事療法で血糖をコントロールし、神経障害の進行を防ぎます。

尿路感染症が疑われる場合は抗生物質投与と十分な水分摂取を指示されます。定期的な排尿習慣をつくることで失禁の予防にもつながります。

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