膀胱の排尿手順(カテーテル使用)

膀胱の働きとカテーテル排尿の必要性

膀胱は骨盤内にある小さな筋肉性の袋で、尿を貯蔵します。腎臓からは数秒ごとに少量の尿が尿管を通って膀胱に送られ、膀胱が満杯になると内部の神経が脳に信号を送り、括約筋が緩み、尿が尿道を通って体外へ排出されます。患者が自力で排尿できない場合は、尿道カテーテルを用いて人工的に膀胱を空にします。

カテーテルによる膀胱排尿手順

  1. 患者の体位と説明
    患者を仰向けに寝かせ、膝を開いて曲げた状態にします。カテーテル挿入の手順と目的を十分に説明し、患者の理解と同意を得ます。
  2. 無菌手袋の装着と部位の消毒
    無菌手袋を着用し、尿道口を消毒します。必要に応じて局所麻酔ジェルを使用し、患者の不快感を軽減します。カテーテル先端と尿道口に潤滑剤を塗布します。
  3. カテーテルの装着
    滅菌されたカテーテルを包装から取り出し、尿バッグを一端に取り付けます。適度な圧力でカテーテルを尿道口に挿入し、尿がカテーテルを通って流れ出すまで挿入し続けます。
  4. バルーンの膨張
    10 mLの無菌生理食塩水でカテーテルのバルーンを膨らませます。バルーンが膀胱頸部で軽く抵抗を示したら、適切に固定されたことが確認できます。
  5. 排尿完了後の処理
    カテーテルで膀胱内の尿がすべて排出されたら、バルーンを抜き、尿バッグを取り外します。カテーテルをゆっくりと尿道口から抜き、適切に廃棄します。

注意点

手技は無菌操作を徹底し、感染予防に努めてください。バルーンの膨張量は過不足がないように正確に測定し、抜去時は痛みや出血がないか確認します。

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