尿中コルチゾールは高いのに血中は正常な理由
コルチゾールの検査は、内分泌疾患の診断に用いられます。血液と尿の測定結果が異なることがありますが、その理由を解説します。
血液検査
血中コルチゾールの検査は通常、朝に行われます。採血は肘の内側の大静脈から採取します。
尿検査
尿中コルチゾールの測定は、24時間にわたって尿を採取し、1日全体の総量を測定します。
基準値
血中コルチゾールは、午前8時に採血した場合、6〜23 µg/dL が正常範囲です。24時間尿中コルチゾールは、10〜100 µg/dL が正常とされています。
コルチゾールの分泌リズム
コルチゾールは体内時計によりリズミカルに分泌され、約午前4時にピークに達します。
検査結果の解釈
単一の血液サンプルだけでは、日内変動のピークを捉えられず、実際に高値であっても正常と判定されることがあります。一方、24時間尿中コルチゾールはその変動を平均化するため、上昇が明確に検出されやすくなります。
