尿路感染症(UTI)治療に用いる抗生物質の副作用
尿路感染症(UTI)は、膀胱や尿道に細菌が侵入して起こる一般的な炎症です。多くの場合、体の免疫で自然に治りますが、症状が重いときは医師が抗生物質を処方します。抗生物質は細菌を殺しますが、いくつかの副作用が報告されています。
アレルギー反応
抗生物質に対するアレルギーは比較的頻繁に起こります。特にペニシリン系のアモキシシリンはアレルギーを持つ人が多いので、服用前に医師へ伝えてください。症状としては呼吸困難、じんましん、唇の腫れなどがあります。
日光過敏症(光線過敏症)
テトラサイクリン系(ドキシサイクリン、テトラサイクリン、ミノサイクリン)を使用すると、日光に対する感受性が高まります。長時間屋外にいると顔面の紅潮や発疹が出やすく、重度の場合は日焼けが悪化することがあります。外出時は日焼け止めや長袖の着用をおすすめします。
歯の変色
テトラサイクリン系抗生物質は、成長期の歯に取り込まれやすく、灰色や茶色の変色を引き起こすことがあります。そのため、永久歯がすべて生え揃っていない子どもには通常処方されません。
尿の色変化
一部の抗生物質は尿の色を変えることがあります。例として、リファンピシンは尿を緑や青に、リファンピンは橙色や赤褐色に変えることがあります。これらは無害で、薬の服用を中止すればすぐに元に戻りますが、長期間続く場合は医師に相談してください。
酵母感染(膣カンジダ症)
抗生物質は腸内や膣内の正常な細菌バランスを乱し、酵母菌が増殖しやすくなります。その結果、かゆみや白い分泌物を伴う膣カンジダ症が起こることがあります。過去に酵母感染の既往がある場合は、医師に伝えて代替薬や予防策を相談しましょう。
