膀胱の主な機能とは?

膀胱は尿路系の一部で、下腹部にある伸縮性のある中空器官です。腎臓から尿管で運ばれた尿を受け取り、尿道を通じて排出します。女性では子宮や膣に、男性では直腸に隣接しています。内側は吸収を防ぐ湿潤粘膜で覆われ、次に弾性結合組織層が伸展性を与え、最外層の排尿筋(デトリューサー筋)が収縮を制御します。

貯蔵(Storage)

膀胱の主な役割は、腎臓が血液中の老廃物を濾過して作り出す尿を蓄えることです。通常、約500ml(約2カップ)まで貯められますが、個人差により最大で約1.5リットル(約6カップ)まで拡張することがあります。尿は膀胱底部の三角帯(トリゴン)から流入し、上部へ向かって膨らみます。このとき、皺(ルーゲ)が平滑化し、デトリューサー筋は伸びて薄くなります。

感覚(Sensation)

膀胱が約250ml(約1/2カップ)に満たされると、壁の伸張受容体が刺激されて脳に信号を送ります。約500ml(約1カップ)になると多くの人が不快感を感じますが、排尿は随意制御できるため、通常は2〜5時間の間隔でトイレに行くことが可能です(米国腎臓・泌尿器病情報センター)。

収縮(Contraction)

膀胱が拡張すると、伸張受容体からの信号が脊髄下部の排尿反射中枢へ伝わります。そこから運動神経を介してデトリューサー筋に刺激が送られ、リズミカルに収縮し始めます。この収縮が排尿の切迫感を引き起こします。

排尿(Urination)

同時に、内部括約筋(デトリューサー筋の延長部)が弛緩し、尿道への開口部が開きます。一方、外部括約筋は随意筋であり、意識的に緩めるまで排尿を止めることができます。

回復(Recovery)

膀胱が尿を排出し終えると、運動神経からの収縮指令が止まり、デトリューサー筋は弛緩して再び皺が戻り、次の貯蔵状態へと戻ります。このサイクルが繰り返されます。

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