膀胱炎(膀胱炎症)の治療ガイド
膀胱炎の概要
膀胱炎(シスチティス)は膀胱の炎症で、軽度から重度の痛みや不快感を伴います。早期に治療しないと炎症が腎臓へ波及し、腎盂腎炎になる可能性があります。膀胱炎は主に「細菌性膀胱炎」と「間質性膀胱炎」の 2 種類に分類され、前者は細菌感染が原因、後者は原因が完全には解明されていません。
細菌性膀胱炎の治療
抗生物質で感染菌を根絶し、炎症を抑えます。医師の処方に従い、指示された期間しっかり服用してください。
痛みが強い場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの鎮痛剤で腰や下腹部の痛みを緩和します。
間質性膀胱炎:膀胱療法
膀胱拡張(ブレーダー・ディスターション)や膀胱内注入(ブレーダー・インスタレーション)といった手技で症状を軽減します。膀胱拡張はガスや液体で膀胱を一時的に膨らませ、痛み信号を遮断します。膀胱内注入はジメチルスルホキシド(DMSO)溶液を 10〜15 分間膀胱内に留置し、炎症と疼痛を和らげます。効果は 2〜4 週間で現れることが多いです。
間質性膀胱炎:電気神経刺激療法
電気刺激デバイスを腰部または恥骨上部に装着し、皮膚越しに微弱な電流を流します。これにより膀胱への血流が増加し、痛みを抑える化学物質の放出が促進されます。デバイスは膣内や直腸内に配置することも可能です。症状の改善は 3〜4 カ月で確認されることが多いです。
間質性膀胱炎:薬物療法
口服薬で疼痛と炎症をコントロールします。FDA 承認唯一の薬剤はペントサンポリサルフェートナトリウムで、効果が出るまでに約 6 カ月かかります。
市販の鎮痛剤(アスピリン、イブプロフェン)でも軽度の不快感を和らげられます。重度の疼痛には三環系抗うつ薬やアセトアミノフェンが併用されることがあります。
