子供の尿路感染症の治療と予防
尿路感染症は女児に多く見られます。症状や原因、最新の治療プロトコル、予防法を理解すれば、保護者は適切な判断ができます。
症状
- 排尿時の痛み(痛みで泣く・叫ぶ)
- 排尿を拒む(膀胱炎につながる恐れ)
- 濁った尿、夜間失禁、食欲不振、微熱、嘔吐、下痢
原因
- 主に細菌感染が原因です。
- 女児は便を陰部に拭き取ってしまうことがリスクとなります。
- 男児は包皮を強く引っ張ることで感染しやすくなります。
- 入浴時の過度な泡風呂や石鹸使用で、膣・尿道の常在菌が失われることがあります。
- 清潔は大切ですが、石鹸は使わずにぬるま湯で洗い、使用した場合は十分に流水で洗い流してください。
薬物療法
- 抗生物質で細菌を除去します。服用中は水分を多く取らせましょう。
- 最近は短期間(3~5日)の投与が有効とされ、耐性リスク低減につながります。
- 医師の指示通りに全コースを完了させることが重要です。
痛みの緩和
- アセトアミノフェン(タイレノール)やイブプロフェンが一般的に使用されます。
- 重曹を入れたぬるま湯での坐浴はアルカリ性で、酸性尿による刺激を和らげます。
- 坐浴は保護者が必ず見守り、浴槽に尿が混じった場合はすぐに排水し、体を清潔に保ちましょう。
予防策
- 女児には「前から後ろへ」拭くよう指導します。
- 男児の包皮は自然に付着したままにし、無理に引っ張らないでください。
- ぬるま湯と清潔な水で入浴し、泡風呂や刺激性の化学製品は避けます。
- 常に十分な水分補給を心がけ、尿は本来無菌で尿路を洗浄します。
これらのポイントを守ることで、子供の尿路感染症を早期に発見・治療し、再発を防ぐことができます。
