10代の膀胱トラブルとは

10代で膀胱に問題を抱えると、主に細菌性の尿路感染症(UTI)が起こります。性別の違いや慢性疾患、飲水習慣なども膀胱トラブルの原因となります。また、医学的には夜間遺尿症(ノクターナル・エニュレシス)と呼ばれる寝ている間の失禁も、思春期の若者に多く見られます。

尿路感染症

  • 尿道炎(Urethritis)― 尿道の感染。
  • 膀胱炎(Cystitis)― 最も一般的な膀胱感染で、治療が比較的容易。
  • 腎盂腎炎(Pyelonephritis)― 重篤な腎臓の感染。

主な原因は、腸内細菌が肛門から尿道へ移動することです。特に、後ろから前へ拭く際に細菌が尿道に侵入しやすくなります。女性は尿道が短く、糖尿病や妊娠、十分な水分摂取がない場合もリスクが高まります。

夜間遺尿(寝ている間の失禁)

定義

睡眠中に無意識に尿が漏れる状態で、女子は5歳以降、男子は6歳以降に続く場合を指します。

原因

  • 深い睡眠や膀胱容量の低下。
  • 鎌状赤血球症、尿崩症、糖尿病などの基礎疾患。
  • 心理的要因は稀です。

症状

夜間のみの失禁で、昼間の事故や排尿時の痛みはありません。

治療法

【非薬物療法】就寝前2〜3時間は水分摂取を控える、就寝時アラームを使用する、寝る前に膀胱をしっかり空にする、膀胱トレーニングを行う。

【薬物療法】生活指導が効果不十分な場合、三環系抗うつ薬のイミプラミン塩酸塩や、抗利尿ホルモン類似薬のデスモプレシンが処方されます。ただし、投薬を中止すると再発しやすいです。

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