子どもの伝染性単核球症(モノ)について
モノとは?
モノは「伝染性単核球症」の略称で、エプスタイン・バーウイルス(EBV)またはサイトメガロウイルス(CMV)によって引き起こされます。いずれもヘルペスウイルス科に属し、感染後は体内の細胞に潜伏し生涯にわたり残ります。現在、根本的な治療法はなく、症状緩和が中心です。
モノはどのように広がるか
モノは唾液を介して非常に感染力が高く、子ども同士の玩具や食器の共有で簡単に伝播します。感染した子どもの唾液が付着した玩具を口にしたり、手を口に入れたりすることでウイルスが移ります。そのため、玩具や共用物の定期的な消毒が重要です。
モノの主な症状
子どものモノは、咽頭炎やインフルエンザに似た軽度の症状が多く見られます。低熱(成人ほど高くない)、軽い倦怠感、食欲不振が主です。頭痛、喉の痛み、リンパ節の腫れ、脾臓の腫大も起こりますが、通常は2〜4週間で自然に改善します。
子どものモノの診断方法
診断はまず医師による問診と身体検査で行い、疑いがある場合は血液検査を実施します。血液検査では白血球数の増加と、モノ特異的抗体(「モノスポットテスト」)の陽性が確認されます。
子どものモノの治療と対処法
重症例(貧血や血液疾患を伴う場合)を除き、ステロイドは通常使用しません。主な対処は解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェン)で症状を緩和し、十分な休養と水分補給を促すことです。
予防のポイント
玩具や食器の定期的な洗浄・消毒、子どもの手洗い徹底が感染予防に有効です。
