抗ウイルス化学予防とは?

化学予防(Chemoprophylaxis)

化学予防とは、感染症の発症を防ぐために薬剤や化学物質を使用することを指します。抗ウイルス化学予防は、インフルエンザなどのウイルス感染を予防する目的で、抗ウイルス薬を投与する手法です。

対象となるリスクグループ

米国疾病予防管理センター(CDC)は、以下のような高リスク群に対して抗ウイルス化学予防を推奨しています。

  • 医療従事者や救急隊員など、ウイルスに頻繁に接触する職種の人
  • 妊婦や、インフルエンザ合併症のリスクが高い基礎疾患を持つ人

使用される薬剤

主に以下の2剤が CDC によって推奨されています。

  • オセルタミビル(商品名:タミフル)― 経口懸濁液または錠剤
  • ザナミビル(商品名:レレンザ)― 吸入剤

適応者(対象者)

抗ウイルス化学予防の対象となるのは、次のような状況にある人です。

  • インフルエンザの感染期にある人
  • 咳やくしゃみなどの飛沫でウイルスに曝露された人
  • 感染者と直接接触した人

留意点・除外対象

以下に該当する人は化学予防の対象外とされています。

  • 過去48時間以内にウイルスに曝露していない人
  • 感染期の患者と接触していない人
  • 健康な子どもや成人の一部(特にリスクが低いと判断された者)

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