ハンタウイルスとは?概要と予防法

ハンタウイルス(hantavirus)は、主にシカリス(deer mouse)などの齧歯類が保有するウイルスで、呼吸器系の重篤な疾患「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」を引き起こします。

感染経路

感染は、ウイルスを保有する齧歯類の糞・尿・唾液が空気中に拡散したエアロゾルを吸い込むことで起こります。

リスクが高い環境

齧歯類が繁殖しやすい、放置された建物や清掃が行き届いていない場所での作業・居住は、感染リスクが高まります。齧歯類は寒冷地でも生存し、荒廃した場所を好みます。

主な症状

感染後1〜6週間で症状が現れ、最初の数日間はインフルエンザ様の発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛、嘔吐などがみられます。その後、呼吸困難や肺水腫へと進行します。

注意点

ハンタウイルス肺症候群は致死率が高く、診断された患者の約3分の1が死亡すると報告されています。

予防・対策

  • 齧歯類の巣や糞を見つけたら、ラバーネ手袋とマスクを着用し、漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を水で希釈したもので清掃・消毒する。
  • 作業前に対象エリアを少なくとも30分以上換気し、エアロゾルが残らないようにする。
  • 建物内の齧歯類の侵入経路を封鎖し、定期的に清掃・トラップ設置で駆除する。

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