インフルエンザの症状と治療法

インフルエンザ(通称「風邪」)は、肺や気管支、鼻、喉に影響を与えるウイルス感染症です。インフルエンザA型は春先から冬の初めにかけて流行しやすく、B型は季節を問わず一年中見られます。

症状

  • 発熱は通常102°F(約39°C)から106°F(約41°C)まで上がり、5日程度続くことがあります。発熱に伴い、寒気、筋肉痛、めまい、倦怠感、頭痛、食欲不振、嘔吐などが現れます。

    発症から3〜4日目には呼吸器症状が顕著になり、乾いた咳、くしゃみ、鼻水が続きます。これらは最長で7日間続くことがあり、熱が断続的に再発することもあります。全身のだるさや疲労感は他の症状が収まった後もしばらく残ります。

治療

  • 基本的な対処は十分な安静と水分補給です。高リスクでない患者は、以下を守ります。

    • 市販の解熱鎮痛薬で症状を緩和する
    • 喫煙・アルコールを控える
    • 抗生物質は不要(別の細菌感染がない限り)
    • 子どもや思春期の方はアスピリンを避ける

    症状が出てから2日以内に診断された場合、抗ウイルス薬(タミフルやリレンザなど)の処方が検討されます。これらは症状期間を1〜2日短縮することがありますが、めまい、呼吸困難、嘔吐などの副作用や、薬剤耐性ウイルスの拡散リスクがあります。

関連疾患と合併症

  • 多くの場合は軽快しますが、肺炎、気管支炎、耳炎、鼻副鼻腔炎などの二次感染を起こすことがあります。稀に脳炎を発症する例も報告されています。

    特に重症化しやすいのは、肺に細菌が侵入して起こる肺炎球菌性肺炎です。高齢者や慢性疾患を抱える人は、予防接種によりインフルエンザおよび肺炎球菌感染のリスクを大幅に減らすことができます。

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