ロタウイルスの治療法は?
いつ医師に相談すべきか
ロタウイルスに感染すると、まず発熱し、続いて嘔吐と水様性下痢が1週間ほど続きます。大人が感染した場合は症状は軽いことが多いです。次のような場合はすぐに医師へ連絡してください。
- 嘔吐が3時間以上続く
- 体温が39℃(102°F)以上になる
- 血液が混じった、または激しい下痢がある
- 激しい腹痛がある
- 脱水症状(尿量が少ない・無尿、涙が出ない、口が乾く、眠れない、無気力など)
脱水は放置すると命に関わる危険があります。
全身サポートと再水分補給
ロタウイルス感染の根本的な治療薬はありません。主な対策は体をサポートし、脱水を防ぐことです。子どもには十分な水分を与えましょう。ただし、牛乳やリンゴジュースなど糖分が多い飲料は下痢を悪化させる可能性があるため避けてください。
経口補水液(例:Pedialyte、LiquiLytes、PediaVance)を使用すると効果的です。下痢が軽度であれば、通常の食事を続けても構いませんが、吐き気があるときはトーストやクラッカーなど刺激の少ない食品を与えてください。また、十分な休息も必要です。
乳児の場合は、母乳、ミルク、または経口補水液を少量ずつ頻回に与えます。母乳やミルクを薄めてはいけません。
脱水が重度の場合は、入院が必要になることがあります。入院中は点滴による静脈内(IV)輸液で脱水を速やかに補います。
ワクチン接種
米国小児科学会は、すべての乳児にロタウイルスワクチン接種を推奨しています。代表的なワクチンは「RotaTeq」で、2か月齢で初回接種し、4か月と6か月で追加接種します。稀に腸閉塞を起こすことがあるため、嘔吐・下痢・腹痛、血便などの異常が現れたらすぐに小児科医へ相談してください。
もう一つのワクチン「Rotarix」は、6か月から2歳までの間に2回経口投与します。使用方法は小児科医と相談してください。
追加の予防策
ロタウイルスの感染予防には、手洗いを徹底することが最も効果的です。家族全員がこまめに手を洗い、感染症状がある子どもは保育園や学校へ行かせないようにしましょう。
