帯状疱疹性耳神経炎(ラムゼイ・ハント症候群)の治療
症状
- 激しい耳の痛みが最も顕著です。
- 患部に水疱様の発疹が出現します。
- めまい、難聴、味覚障害を伴うことがあります。
- 顔面神経が侵されると顔面麻痺が起こり、ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれます。
疼痛の対処
- 痛みが強いため、主にオピオイド系鎮痛薬が処方されます。
- 温湿布やホットパックで一時的な緩和が期待できます。
- 二次感染予防のために抗生物質が併用されることがあります。
抗ウイルス薬とステロイドの併用
- ウイルス増殖を抑えるため、アシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬が早期に投与されます。
- 炎症と疼痛軽減のため、プレドニゾロン等のコルチコステロイドが併用されることが一般的です。
- これにより、帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症リスクが低減します。
帯状疱疹後神経痛(PHN)
- 皮膚症状が治まっても、数か月間続く慢性的な疼痛が起こることがあります。
- 鎮痛薬に加えて、神経痛緩和効果のある抗うつ薬や抗けいれん薬が処方されることがあります。
- 約2%の患者は1年以上痛みが残りますが、ほとんどは数か月で改善します。
予後と予防
- 帯状疱疹は通常一度きりですが、免疫不全(例:AIDS)患者では再発しやすくなります。
- 帯状疱疹ワクチン(Zostavax・Shingrix)は発症予防、または重症化防止に有効で、60歳以上の成人に推奨されます。
注意点
- 症状が疑われたら速やかに医療機関を受診してください。早期治療が症状の軽減と合併症予防につながります。
- 自己判断で市販薬に頼らず、専門医の指示に従うことが重要です。
