モルスカムウイルス感染症の診断方法
モルスカムウイルス感染症(Molluscum contagiosum)は、同名ウイルスによる良性皮膚感染症です。主に性器を含む皮膚に淡い色の小結節が現れ、性行為を通じて感染します。顕微鏡像は天然痘に似ていますが、潜伏期間は最大で6か月に及ぶことがあります。二次感染や皮膚の破損があると、症状が悪化し炎症性病変を伴うことがあります。
診断の手順
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臨床所見の確認
単発または集団で出現する、中心に小さなくぼみ(ピット)を持つ肉色の丘疹が典型的です。通常は無痛で自然に消退しますが、硬い赤い膿疱に変化し痛みを伴うこともあります。患者の既往歴で、家族や性的パートナーの感染が確認できる場合があります。
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病変の進行状態の観察
進行例では、直径2〜6mmのはっきりとした丘疹が現れ、別の部位に新たな病変が出ると既存の病変は自然に消失します。二次細菌感染が起こると、典型的な炎症所見が認められます。免疫抑制状態の患者では、病変が広範囲に拡大し、直径10〜15mmに達することがあります。
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臨床診断
病変の部位と外観に基づき、ほとんどの場合は臨床だけでモルスカムウイルス感染症と診断できます。
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顕微鏡検査
薄いスミアをジムザ染色、グラム染色、またはライト染色で観察すると、ウイルスに感染した細胞が確認できます。ウイルス粒子自体は電子顕微鏡でしか見えません。必要に応じて、生検組織をヘマトキシリン・エオシン染色し、診断を確定します。
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免疫蛍光検査
蛍光標識抗体を用いてモルスカムウイルス抗原を検出することも可能です。
