H1N1(2009)ワクチンはどのように作られるのか?

不活化ワクチン(Inactivated vaccine)

1. ウイルスの採取

H1N1ウイルスはWHOや各国保健機関など信頼できる機関から取得されます。

2. ウイルスの増殖

ウイルスは受精卵や哺乳類細胞培養など適切な宿主で増殖させます。

3. ウイルスの収穫

十分な量が得られたら、宿主からウイルスを回収します。

4. 不活化

回収したウイルスはホルムアルデヒドなどで化学的に不活化し、増殖能を失わせつつ抗原性は保持します。

5. 精製

不活化ウイルス粒子から細胞残渣や不純物を除去し、純度を高めます。

6. 製剤化

純化したウイルスに安定剤・防腐剤・免疫賦活剤(アジュバント)を加えて、免疫応答を強化します。

7. 品質管理

製剤は安全性と有効性を確認するため、厳格な品質試験を受けます。

8. 包装・流通

承認されたワクチンは無菌バイアルに充填され、接種センターや医療機関へ出荷されます。

弱毒化ワクチン(Live‑attenuated vaccine)

1. ウイルスの供給源

不活化ワクチンと同様に、信頼できる機関からH1N1ウイルスを入手します。

2. 弱毒化

ウイルスは遺伝子改変や連続培養により毒性を低減させ、免疫原性は維持します。

3. 増殖

弱毒化したウイルスは主に受精卵で増殖させます。

4. 収穫

増殖したウイルスを回収し、必要な処理を行います。

5. 製剤化

回収したウイルスに安定剤・防腐剤を加えて製剤化します。

6. 品質管理

安全性と有効性を確保するため、厳しい品質チェックを実施します。

7. 包装・流通

承認後、適切な温度管理のもとで包装し、ワクチンの活性と有効性を保ったまま流通させます。

不活化ワクチンも弱毒化ワクチンも、広範な研究と臨床試験を経て安全性・免疫原性・有効性が確認され、予防接種プログラムで使用されています。

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