ウイルス性出血熱とは何か
ウイルス性出血熱とは
ウイルス性出血熱(VHF)は、特定の高度感染性ウイルスが引き起こす疾患群で、激しい発熱と内出血、さらには多臓器不全を伴います。ウイルスは主にげっ歯類やコウモリなどの動物に宿り、感染した体液・組織や汚染された物品との直接接触で人に移ります。
主なウイルス性出血熱
エボラ出血熱
エボラウイルスが原因で、極高熱、激しい頭痛、関節・筋肉痛、倦怠感、出血症状が現れます。
マールブルグ出血熱
エボラと類似した症状を示し、発熱、頭痛、筋肉痛、発疹、出血が特徴です。
ラッサ熱
西アフリカが主な流行地域で、ラッサウイルスに感染すると発熱、疲労感、筋肉痛、まれに出血が見られます。
クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)
ダニや羊・牛などの家畜を介して感染し、急激な発熱、出血、筋肉痛、臓器不全を引き起こします。
黄熱
蚊が媒介し、発熱、倦怠感、筋肉痛、出血傾向が現れ、重症例では黄疸や肝障害が生じます。
フンビア出血熱(ジュニン熱)
南米で見られ、ジュニンウイルスがげっ歯類から人へ移ります。発熱、全身痛、出血、腎障害が主な症状です。
公衆衛生上の課題と対策
ウイルス性出血熱は致死率が高く、アウトブレイクが起こりやすいため、重大な公衆衛生上の懸念となります。早期診断、迅速な治療、そして感染予防と管理策の徹底が、拡大防止に不可欠です。
