ウイルス性脳炎の治療法とは?
ウイルス性脳炎は、ウイルス感染により脳が炎症を起こし、腫れが生じる病気です。麻疹、ヘルペス、狂犬病、蚊やダニが媒介するウイルスなどが主な原因となります。感染は脳・脊髄に直接及ぶ場合と、体内の他部位から脳へ広がる場合があります。
主な症状
- 激しい頭痛
- 関節のこわばり・疼痛
- 急激な発熱
- 首の硬直
- 嘔吐・倦怠感
- 痙攣やけいれん
- イライラ感、麻痺、意識障害、昏睡に至ることも
治療の基本方針
早期に適切な治療を受けることが予後改善の鍵です。以下の項目を組み合わせて対処します。
安静と栄養管理
- 脳の腫れがある間は十分な睡眠と安静が必要です。
- バランスの取れた食事と十分な水分摂取(スープ、ブロス、ゼリーなど)で脱水を防ぎ、ウイルスの排出を促します。
緩和的治療(鎮痛・解熱)
- 頭痛や発熱には、アセトアミノフェン(例:タイレノール)や他の鎮痛解熱剤を使用します。
抗ウイルス薬
- ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルスが原因の場合、アシクロビルやガンシクロビルなどの抗ウイルス薬が投与されます。
- ウイルス増殖を抑えることで症状の持続期間を短縮します。
抗炎症薬(ステロイド)
- 脳浮腫が顕著な場合、メチルプレドニゾロンやプレドニゾロンといったコルチコステロイドを使用し、腫れを軽減します。
抗痙攣薬
- 痙攣やけいれんがみられる際は、フェニトイン、エトスキシミド、クロナゼパムなどの抗痙攣薬でコントロールします。
- 適切な薬剤は医師が症状と患者の状態に合わせて選択します。
