モンキーBウイルス(ヘルペスBウイルス)とは何か
概要
モンキーBウイルス(Herpes B virus、通称BV)は、サルや大型類人猿から人へ感染する稀なウイルス性疾患です。動物から人へ感染する人獣共通感染症(zoonosis)に分類されます。
感染経路
- 感染したサルの唾液、血液、その他体液との接触。
- 噛み傷、引っ掻き傷、開放創を通じた感染。
- 日常的な接触や空気感染は起こりません。
症状
感染後数日から数週間でインフルエンザ様症状が現れます。
- 発熱
- 筋肉痛
- 頭痛
- 倦怠感、全身のだるさ
重症例では脳炎や髄膜炎を起こし、永続的な神経障害や死亡に至ることがあります。髄膜炎は聴力障害やけいれんなどの長期合併症を残すことがあります。
治療
現在、BVに対する特効薬はありません。主に症状緩和と合併症予防を目的とした支持療法が行われます。必要に応じて抗ウイルス薬が使用されることがあります。また、他者への感染拡大防止のために隔離が推奨されます。
予防策
- サルや大型類人猿との直接接触を避ける。
- 取り扱い時は手袋や防護服を着用する。
- 作業後は手や皮膚を十分に洗浄する。
- 噛み傷・引っ掻き傷・開放創ができた場合は直ちに処置し、医療機関を受診する。
リスクが高い人々
- 動物園の飼育員、霊長類学者、実験動物ハンドラー、研究所のスタッフなど、サルや類人猿を直接扱う職業の方。
- サルが生息する地域へ旅行する際は、接触を避けるための予防策が必要です。
まとめ
モンキーBウイルスは稀ながら致死性のある感染症です。予防策を徹底し、症状が出た場合は速やかに医療機関を受診することが重要です。
