間接抗グロブリン試験のコントロール細胞はどう作るか

間接抗グロブリン試験(IAT)のコントロール細胞の作り方

1. 自家吸着法(Autologous Adsorption Method)

① 患者から血液を採取し、血清を分離します。

② 患者の赤血球(RBC)を等張食塩水または緩衝液に懸濁します。

③ 少量の患者血清を赤血球懸濁液に加え、優しく混合します。

④ 室温または37℃で一定時間(例:15分)インキュベートします。

⑤ 非特異的に結合した抗体を除去するため、赤血球を十分に洗浄します。

この洗浄した赤血球は、患者の自家抗体が付着している場合はそれを保持し、IATのコントロール細胞として使用できます。自家抗体の有無を確認し、抗体媒介性溶血や輸血障害のリスクを評価します。

2. 正常成人またはドナー血液(Normal Adult or Donor RBCs)

① 血液型と血清学的履歴が確認された健康な成人ドナーから血液を採取します。

② 血清を分離し、ドナーの赤血球を等張食塩水または緩衝液に懸濁します。

③ 不規則抗体が存在しないと見なされるドナー赤血球を、IATのコントロール細胞として使用します。

3. O型赤血球(Group O RBCs)

① A抗原・B抗原を持たないO型赤血球は、非特異的反応が起こりにくいため、IATのコントロール細胞として有用です。

② O型赤血球は患者血清中の抗体と非特異的に結合する可能性が低く、検査の特異性を高めます。

いずれの方法でも、標準化された手順に従い、作成したコントロール細胞の正確性と信頼性を検証することが重要です。これにより、間接抗グロブリン試験の結果を正しく解釈できます。

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