整形外科用シューズの種類と選び方

現在、市場にはさまざまな整形外科用シューズが出回っています。足の疾患を抱える人が増えていることから、この分野は急速に拡大しています。整形外科用シューズの概念は、1970年代に販売員のジョージ・J・ヘイワードが考案し特許取得しました。以下では、整形外科シューズの目的や代表的なタイプ、選ぶ際のポイントを詳しく解説します。

目的

足に問題がなくても、将来的な足の変形や痛みを予防するために整形外科用シューズを選ぶことがあります。また、既に足の疾患がある場合は、歩行やランニング時の痛みを軽減し、膝・足首・腰への負担や姿勢の悪化を防ぐ効果があります。対象となる主な症状は、外反母趾、ハンマートゥ、偏平足などです。

外反母趾(バニオン)用シューズ

外反母趾の方は、親指関節への過度な圧迫や炎症を防げるシューズが必要です。選ぶ際のポイントは次のとおりです。

  • 足のサイズと同じかやや大きめのシューズを選ぶ。
  • 左右足で大きい方に合わせ、足の小さい方はインソールで調整する。
  • 足が膨らむ夕方に試着する。
  • アーチサポートを使用し、足裏全体に均等に荷重を分散させる。
  • ヒールは2インチ(約5cm)以下に抑える。
  • 足幅に合った幅広タイプを選ぶ。
  • 先がとがったデザインは避ける。

ハンマートゥ用シューズ

ハンマートゥの方は、つま先部分が広く柔らかいシューズが適しています。先がとがった靴は指を圧迫し、症状を悪化させる恐れがあります。選び方のポイントは以下です。

  • 最も長い指よりも0.5インチ(約1.3cm)長めのシューズを選ぶ。
  • 狭くて高いヒールやタイトなデザインは避ける。
  • サンダルは足指を挟んだり、摩擦や締め付けがないか確認する。

偏平足(足底アーチ低下)用シューズ

偏平足は足底のアーチが低くなることで痛みが生じます。適切なサポートが必要です。選ぶべき特徴は次の通りです。

  • 高めのアーチインサートでアーチを支える。
  • ヒール部分にロープやストラップがあり、足をしっかり固定できる。
  • アーチを持ち上げ、かかとを安定させるインサートが付属している。

選び方のポイントと注意点

自分に合ったシューズを選ぶには、足病医(ポダイアトリスト)の診断を受けるか、整形外科シューズ専門店で相談することが有効です。複数の足の問題がある場合や既製品で合わない場合は、オーダーメイドのシューズを検討すると良いでしょう。

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