手首の腱損傷の診断と治療
腱炎(テンドナイト)
腱炎は、手首の筋肉と骨をつなぐ腱が炎症を起こした状態です。関節のすぐ外側に軽い痛みと腫れが現れます。外部からの衝撃や、手首を不適切に繰り返し使用することで発症します。
繰り返し負荷による損傷(反復性ストレス障害)
同じ動作を繰り返すことで手首に炎症が起こり、既存の損傷が悪化することがあります。痛み、腫れ、硬直、そして動かしにくさが主な症状です。
受診のタイミング
軽度の腱損傷は、手首を固定し、安静・冷却・挙上することで自宅で改善できることがあります。しかし、痛みや腫れが3日以上続く、または悪化する場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
診断
医師はまず問診で、関節炎や手根管症候群などの他疾患と区別します。その後、手首や手の触診で靭帯損傷の有無を確認し、必要に応じてX線、CT、MRIで腱や関節の状態を詳しく評価します。
治療
基本的な治療は、手首の固定と市販の鎮痛薬です。手根管症候群が疑われる場合は、ステロイド注射で腫れと圧迫を軽減します。重症例では手術が必要になることもありますが、最も効果的なのは炎症を引き起こす動作を特定し、エルゴノミクスに配慮した使用方法に改善することです。
