ミニスクリューブレースの代替治療法

ミニスクリューブレースは、一時的なアンカレッジとして小さなスクリューを骨に埋め込み、ブラケットやワイヤーと組み合わせて歯を効果的に動かす矯正装置です。優れた治療効果が期待できる一方で、すべての患者に最適とは限りません。以下では、ミニスクリュー以外の代替治療法を紹介します。

ヘッドギア

ヘッドギアは、首や頭部に装着するバンドとワイヤーで歯を固定し、矯正力を提供する装置です。主に頸部ヘッドギアとJフックフェイスボウの2タイプがあります。ミニスクリューとは異なり骨に固定せず、取り外し可能ですが、1日12〜22時間、数か月以上の装着が必要です。近年は装置のかさばりや外観の問題から使用頻度が低下しています。

舌側・口蓋アーチ

舌側アーチ(下顎用)と口蓋アーチ(上顎用)は、臼歯や小臼歯にワイヤーを固定し、前歯を引き寄せることで歯列を整える装置です。Nance装置、横口蓋アーチ、ローラービット、オープンバイト装置など様々な形態があります。外観は異なりますが、機能は基本的に同じです。

コイルスプリング

インターハーブコイルスプリングは、上顎と下顎の対応するブラケットに取り付けた小さなバネで、上下顎間に牽引力を加えます。切歯を前方に移動させ、下顎の臼歯を垂直に立て直す効果があり、顎の成長を促進し、歯列に余裕を持たせます。若年患者に特に使用され、刺激を防ぐために伸縮シースで覆われることがあります。

外科手術

慢性的な感染や重度の歯列不正など、ミニスクリューが使用できないケースでは外科的矯正が選択肢となります。顎骨が成長を止めた成人に限り実施され、骨切り術や骨再配置術が行われます。外科手術は他の矯正装置が適用できない場合の最終手段であり、矯正リスクを低減する目的でも行われます。

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