口腔顎顔面外科が対象とする領域とは?
口腔顎顔面外科は、顎・顔面・それらに付随する組織に関する幅広い手術・治療を行う専門分野です。機能的な問題の改善から審美的な補正まで、外科的・非外科的手段で対応します。
主な対象領域
1. 矯正顎手術(オーソゴニック手術)
上顎前突・下顎前突・クロスバイト・顔面非対称など、噛み合わせや顎の形態異常を手術で矯正します。
2. 歯科インプラント
顎骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、クラウンやブリッジなどの補綴物を支える治療です。
3. 顎関節(TMJ)障害
顎関節の痛み、クリック音、開口制限などの症状に対し、保存的治療から外科的手術まで行います。
4. 顔面外傷
事故や暴力による顔面骨折・軟部組織損傷の修復・再建を行い、機能と審美性の回復を目指します。
5. 唇裂・口蓋裂
先天的な唇や口蓋の欠損を手術で修復し、食事・発音・外見の改善を図ります。
6. 口腔・顎顔面腫瘍
口腔内や顎骨、顔面骨に発生した良性・悪性腫瘍や嚢胞の外科的除去を行います。
7. 顔面美容外科
フェイスリフト、鼻形成術(リノプラスティ)、耳形成術(耳介形成)など、審美的改善を目的とした手術です。
8. 再建外科
外傷、先天性欠損、疾患による欠損部位を移植・フラップ手術で再建し、機能と外観を回復させます。
9. 睡眠時無呼吸・いびきの手術
気道確保のための顎前方移動術や軟口蓋手術などで、呼吸改善と症状軽減を図ります。
10. 顔面骨折
鼻骨、眼窩骨、頬骨などの骨折を整復・固定し、正常な解剖構造を取り戻します。
11. 唾液腺疾患
唾液腺結石、腫瘍、炎症などの治療を行い、唾液分泌機能の回復や腫瘍除去を行います。
12. 顎骨前方進展術(MMA)
上顎・下顎を同時に前方へ移動させ、骨格性不正咬合や睡眠時無呼吸を改善します。
13. 歯槽骨手術(デントアルベオラ手術)
親知らずや歯周病に伴う歯槽骨の除去・再生、インプラント埋入のための骨切りなどを行います。
14. 顔面神経麻痺・顔面麻痺
顔面神経損傷による表情筋機能障害の評価と、神経移植や筋肉移植などの再建手術を実施します。
15. 頭蓋顔面奇形
頭蓋骨早期閉鎖(頭蓋縫合早期癒合)や先天性顔面変形の矯正手術を行います。
16. 頭頸部腫瘍手術
頸部・頭部にできた良性・悪性腫瘍の外科的切除と、必要に応じた再建を行います。
17. 微小血管手術
小さな血管や神経の移植・吻合を行い、組織の血行改善や機能回復を図ります。
治療範囲は外科医の専門性や施設によって異なることがあります。具体的な治療法や手術内容については、信頼できる口腔顎顔面外科医に相談してください。
