血塊が多く長く続く月経:知っておくべきことと受診のタイミング
月経が2週間以上続き、血塊が多く出る場合は注意が必要です。異常に多い出血や長期間の月経(月経過多)は、何らかの基礎疾患が隠れている可能性があり、専門医の診察を受けるべきサインです。
長期間続く大量出血と血塊の主な原因
ホルモンバランスの乱れ:エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが不均衡になると、子宮内膜の剥離がうまくいかず、出血が長引きやすくなります。
子宮筋腫:子宮の筋層にできる良性腫瘍です。筋層の収縮が妨げられ、重く不規則な出血や血塊が多くなることがあります。
子宮内膜症(アデノミオーシス):本来子宮内膜があるべき場所に組織が侵入し、筋層にまで広がります。その結果、強い痛みとともに大量出血や長い月経が起こります。
子宮内膜ポリープ:子宮内膜にできる小さな良性腫瘍で、出血が増えやすく、血塊が混じることがあります。
凝固障害:血液が正常に凝固しない疾患は、月経時の出血量を増大させ、血塊が多くなる原因となります。
妊娠合併症:稀ですが、流産や子宮外妊娠などの合併症が原因で、長時間の出血と血塊が見られることがあります。
がん:極めて稀ですが、子宮体がんや子宮頸がんなどが原因で、異常に重い月経と血塊が現れることがあります。
受診の目安と対策
すべてのケースが重篤な疾患によるわけではありませんが、以下の状況がある場合は早めに産婦人科を受診してください。
・月経が2週間以上続く
・1回の出血で血塊が大きく、頻繁に出る
・貧血症状(めまい、倦怠感、息切れ)がある
・日常生活に支障が出るほど出血量が多い
診察では、超音波検査や血液検査、子宮内膜の組織検査などで原因を特定し、必要に応じて薬物療法や手術療法が提案されます。早期に適切な治療を受けることで、症状の改善と将来の健康リスクを低減できます。
