歯科診療のチャート作成方法:チャート化技術の活用
はじめに
歯科チャートは患者の口腔内履歴を体系的に記録する重要なツールです。歯や歯肉の状態、レントゲン画像、臨床検査の結果を残すことで、虫歯や歯周病、感染症の早期発見につながります。効果的なチャート作成の一例として、診査を行う歯科医と記録を担当するスタッフの二人体制が挙げられます。
チャート作成手順
- 歯石(タルト)の評価
歯と歯肉を観察し、歯石の有無を確認します。見える歯石は1〜3の段階で評価し、数値が大きいほど大量の歯石が確認されたことを示します。
- 欠損歯の確認
欠損している歯があるか確認し、チャート上で該当する歯の図を丸で囲んで記録します。
- 歯の異常を略語で記録
表面部位は以下の略語で表します:M(メジアル=近心側)、D(ディスタル=遠心側)、L(リングアル=舌側)、O(オクルーザル=咬合面)、I(インシアル=切歯面)、F(フェイシャル=顔面側)、B(ブッカル=頬側)。これらを組み合わせて、例:M‑C(メジアル・虫歯)などと記載します。
- その他の異常の記録
出血、炎症、歯肉退縮などの所見も略語で簡潔に書き留めます。短縮記録は時間短縮と情報の統一に役立ちます。
まとめ
二人体制でのチャート作成と略語の活用により、診療記録は正確かつ迅速に完成します。定期的にチャートを見直すことで、患者の口腔健康管理が向上します。
