歯科診療中の発作対応方法

医療緊急事態はいつどこで起こるかわかりません。歯科診療中でも心筋梗塞や発作が発生する可能性があります。そのため歯科大学では、心臓発作や発作への対処法を新米歯科医に指導しています。発作はてんかん患者に多いですが、麻酔薬や歯科用薬剤への副作用、または治療への恐怖からくるパニック発作など、さまざまな原因で起こり得ます。歯科医師とスタッフは、発作が起きた際に迅速かつ安全に対応できるよう準備しておく必要があります。

手順

  1. 患者の口腔内にある鋭利な物や危険な物を直ちに取り除きます。矯正ワイヤーやピンなどは時間内に除去できないこともありますが、可能な限り除去してください。

  2. 気道を確保します。最も重要なのは患者が呼吸できることです。必要に応じて頭を傾け、呼吸がしやすい姿勢にします。別のスタッフが呼吸状態を観察できるようにしましょう。

  3. 可能であれば患者を仰向けにします。歯科チェアを利用すると楽です。チェアがない場合は横向きに体位を変えてください。ただし、患者を拘束したり安全を妨げるように動かしたりしないでください。

  4. 常に患者を保護し、安全を確保します。発作は通常数分以内に収まりますので、患者の身体的安全を守ることに専念してください。

  5. 発作の持続時間を測ります。救急隊や医師は発作の長さを必要とします。5分以上続く場合は直ちに119に連絡してください。

  6. 救急隊の指示があれば緊急用薬剤を投与します。歯科医院ではジアゼパムやミダゾラムを備えていることがありますが、救急指示がない限り、または5分以上経過し救助が得られない場合以外は投与しないでください。

  7. 発作が止まったらすぐに口腔内を安定させます。開いた穴やキャビティを閉じ、発作中に外せなかった装置を取り除きます。治療は続けられず、患者は救急車で搬送される可能性があるため、口腔は感染リスクを防ぐために保護してください。

  8. 救急隊や医師に詳細な報告を行います。歯科医は医療教育を受けているため、発作時の観察情報は非常に有用です。

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