下顎舌バー(マンドゥブル・リングバー)とは?

下顎舌バーは、顎(下顎)に装着する舌側の補綴装置で、可撤式部分義歯(RPD)の両側部を結合し、欠損歯や歯の傾き、噛み合わせの不正を矯正します。

目的

歯列の隙間や歯の移動により噛み合わせが乱れることがあります。下顎舌バーは、欠損部に人工歯を装着し、隙間を埋めながら機能的な噛み合わせと美しい笑顔、顔の輪郭を提供します。RPDの構成要素として、ガイド面や間接的な保持力を与え、下顎の軟組織を傷つけず、さらなる歯の喪失を防ぎます。フルデンチャーに比べ、しっかりした基盤に固定されるため安定性が高いです。

作製方法

作製はシンプルさが重視されます。まず、歯科技工士が既製のワックスパターンを基に金属フレームを形成します。フレームの両端にレストとクラスプを取り付け、既存の歯に固定します。レストとクラスプにサドルを接続し、剛性のあるバーを完成させ、負荷を歯に均等に分散させます。人工歯は、歯茎色の樹脂ベースに取り付けられ、金属フレームに固定されます。

日常のケア

適切な口腔衛生が不可欠です。柔らかめの歯ブラシで1日2回以上ブラッシングし、プラークや炎症のリスクを低減します。定期的なプラーク除去と歯科受診で、既存の歯と歯茎を守りましょう。正しいケアを続ければ、下顎舌バーは約10年使用可能ですが、時間とともに歯茎が縮小し、装着感の調整や再製作が必要になることがあります。

合併症と注意点

装置への適応は患者の許容度に左右されます。異物感や不快感が生じることがありますが、下顎舌バーは構造がシンプルなため、他の大型義歯に比べて侵襲感は少ないです。装置が大きくなるほど、口腔内の刺激、潰瘍、歯周病、炎症のリスクが高まります。違和感が続く場合は、歯科医師に相談し、調整や代替策を検討してください。

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