スケーリングとは
スケーリングは、歯垢や硬化した歯垢(歯石、タルト)に付着した細菌を除去する非外科的処置です。歯肉ライン以下の歯根表面まで清掃する点で、一般的な歯科クリーニングとは異なります。歯周病の初期治療として行われ、痛みが予想される場合は局所麻酔が使用されます。
超音波スケーラー
まず、歯科医は超音波スケーラーで歯石を除去します。先端は鈍く、超高周波の振動で歯石を砕き、内蔵された水噴射で破片を洗い流し、先端を冷却します。
ハンドスケーラー
超音波スケーラーの後、電源を使わないハンドスケーラーで残存する歯石を手作業で除去します。形状は部位ごとに異なり、刃状、球状、先端状のものがあります。歯と歯肉の間、歯根表面のポケット部位を丁寧にこすり、触感で残留歯石や粗い部分を確認します。
スケーリングが終わったら、ハンドスケーラーで根面を平滑化し、歯肉が再付着しやすいようにします。
研磨ツール
通常は1回の診療でスケーリングが完了しますが、プラークが大量にある場合や進行した歯周病の場合は、口腔を4つの象限に分けて数回に分けて行うことがあります。スケーリング後は研磨を行い、低速回転の電動機に装着した柔らかいゴムカップで研磨ペーストを塗布し、歯面を滑らかにします。
痛みの対処法
スケーリング後は歯肉が敏感になることがあります。市販の鎮痛剤で多くの不快感は緩和できます。歯磨きが困難な場合は、抗菌性のうがい薬を処方されることがあります。また、過去に強い知覚過敏を経験した場合は、フッ素コーティングを根面に塗布してもらうと効果的です。
