歯科インプラントの副作用と対処法
歯を人工インプラントで置換える手術は、外科手術の一種です。手術後の数時間から数日間は、体が回復する過程でさまざまな症状が現れることがあります。以下では、術後に起こりやすい副作用と、異常が疑われるときの対応についてまとめました。
腫れ(むくみ)
手術後48時間以内に歯茎や顔が腫れることが一般的です。腫れは時間とともに徐々に引いていきますが、湿ったガーゼや氷嚢で軽減しない、または2日以上経って悪化する場合は、外科医に連絡してください。
あざ(打ち身)
顔や歯茎に紫や黄色のあざができることがあります。手術中に組織が刺激されるため、首や肩にまで色が広がることもありますが、これは通常の術後反応です。
痛み
インプラント部位に痛みを感じるのは普通ですが、手術後24〜48時間で痛みが強まる場合は注意が必要です。痛みが続く場合は鎮痛剤の使用や、感染の可能性を疑い医師に相談してください。
感染
痛みの増大、腫れの拡大、体温が38.5℃以上になる、口臭や異臭がするなどの症状がある場合は感染のサインです。速やかに医師に連絡しましょう。
神経損傷
稀に手術中に神経が損傷し、唇・顎・舌の感覚が鈍くなる、または痛みが出ることがあります。多くは一時的ですが、感覚が戻らない場合は専門医の診察が必要です。
顎骨折・顎関節症(TMJ)
下顎にインプラントを入れる際、顎骨が損傷し骨折することがあります。また、顎関節に痛みが出るTMJ症状も報告されています。異常を感じたらすぐに受診してください。
副鼻腔炎(上顎インプラントの場合)
上顎のインプラント手術で、ドリルが誤って副鼻腔や鼻腔に達すると、炎症や感染が起こることがあります。術後に鼻づまりや鼻汁、顔面の痛みが続く場合は医師に相談しましょう。
