義歯装着後に期待できることと対処法

義歯(完全義歯・従来型義歯)は、取り外し可能な人工の歯です。アクリル樹脂製の歯肉部分と、プラスチックまたは陶磁器製の歯が組み合わさっています。すべての自然歯を抜歯してから約3か月後に、義歯での生活が本格的に始まります。見た目やずり落ちる不安、従来の歯磨き・フロス・定期的な歯科クリーニングと異なるケアが必要になることに戸惑う方も多いでしょう。

装着感

初めは違和感や嘔吐反射を感じることがあります。唾液が増える、歯肉が刺激される、義歯が緩い・大きい・唇に当たるなどの不快感も。上顎だけの義歯の場合は、口蓋の代わりにプレートが当たる感覚に慣れる必要があります。舌や頬の筋肉が慣れれば、これらの症状は徐々に解消します。

食事

義歯装着直後の約3週間は食事がしばしば困難です。柔らかい食べ物を小さく切り、左右の歯で噛むようにしましょう。味覚が変わったように感じることがありますが、実際には味覚が変化したわけではなく、義歯に意識が向くためです。

会話

言葉の発音も最初は難しいです。練習すれば徐々に改善します。義歯が顎や頭蓋骨の振動を変えるため、声が大きく聞こえるように感じることがありますが、これは聞き取りの感覚が変わっただけです。

メンテナンス

義歯は毎日清掃が必要です。内側・外側を柔らかいブラシで石鹸水や専用の義歯洗浄剤で洗い、細菌の繁殖を防ぎましょう。

留意点

義歯は顔の形を整え、見た目を改善しますが、咳や笑い、笑顔のときにずり落ちることがあります。その際は、軽く噛んで飲み込むと安定します。ずり落ちが続く場合は、歯科医に調整を依頼してください。

義歯は慣れるまで時間がかかりますが、適切なケアと練習で快適な日常生活が取り戻せます。

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