歯科インプラントは、外傷や歯周病で失われた歯を人工的に置き換える治療法です。顎骨に直接固定されるため、自然な外観が得られ、隣接する歯を削るブリッジとは異なり、周囲の歯への負担が少なくなります。一般的には安全とされていますが、いくつかのリスクが存在します。
感染症
インプラント埋入部位での感染は最も頻繁に報告される合併症です。手術前に歯科医師と口腔衛生の習慣や、感染リスクを高める既往症について十分に相談しましょう。感染が疑われた場合は直ちに抗生物質が投与され、定期的な検診で拡大を防ぎます。
神経損傷
インプラントが神経に直接触れたり、周囲の炎症が起こることで神経損傷が生じることがあります。手術前にレントゲンやCTで神経の位置を正確に把握し、リスクを最小限に抑えます。術後4か月以内に適切な処置を行えば回復が期待できますが、期間を過ぎると永久的な損傷になる可能性があります。
歯肉過形成(ジンジバル・ハイパープラシア)
インプラント周囲の歯肉が過剰に増殖し、歯を覆い隠す状態です。長期的に放置すると審美性や清掃が困難になります。外科的に過剰な歯肉を除去し、日常的な口腔ケアで予防します。
