歯科診療で欠かせない基本器具の紹介

米国では植民地時代から家庭用の「歯科キー」で抜歯が行われていましたが、18〜19世紀に歯科医療が近代化され、現在では3D X線スキャナーなどのハイテク機器が主流です。しかし、歯科医師や歯科衛生士は日常診療で金属製の基本的なハンドツールも欠かせません。以下に代表的な器具を紹介します。

マウスミラー

マウスミラーは口腔内を間接的に観察し、拡大して歯や歯肉を見るために使用します。光を反射させて視認性を高める役割もあります。シングルサイド・ダブルサイド、使い捨てタイプや再利用タイプ、平面鏡と拡大鏡があり、用途に合わせて選択されます。

シックル・ナバーズプローブ

シックル(斜め)プローブとナバーズプローブは、先端が鋭く設計されており、触覚的に歯や歯肉の状態を確認できます。虫歯、くぼみ、欠損したクラウンやブリッジの検出に用いられ、シングルエンド・ダブルエンドの形状があります。

歯周プローブ

歯周プローブは歯肉のポケット深さを測定するための器具です。シングルエンド・ダブルエンド、金属製・プラスチック製、直線形や曲線・直角形など様々なタイプがあり、正確な測定が可能です。

ブリオー・プローブ

ブリオー・プローブは、歯の近心面や遠心面にできた虫歯を検出するために使用します。両端が異なる角度に曲がっており、隣接する歯の間の腐食部位を効率的に探ります。

カレッジツイーザー

カレッジツイーザーは、口腔内の小さな物体の配置や回収に使われます。ロック機構付きのものは素材の落下を防ぎ、ロックなしのものもあります。先端は直線・曲線、ギザギザ・滑らかと多様です。

定規

金属またはプラスチック製の定規は、口腔内の長さや距離を測定する際に使用されます。ミリメートルやインチなど、測定単位が刻まれたものが一般的です。

基本的な安全用具

上記のハンドツールに加えて、歯科医師や歯科衛生士はマスク、保護手袋、ゴーグル、フェイスシールドなどの安全用具を使用し、破片や細菌、化学物質から身を守ります。これらは感染防止と作業環境の安全確保に不可欠です。

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