歯科レーザー治療の手順と概要

レーザーは多くの歯科治療に利用でき、1994年から様々な歯科問題の治療に使われています。FDAは歯科用レーザーシステムを承認していますが、ADA(米国歯科医師会)はまだ認証印を付与していません。2009年時点でADAはレーザーの歯科利用に前向きな姿勢を示しており、多くの歯科医が様々な処置にレーザーを活用しています。

硬組織(歯)へのレーザー応用

  • 低出力レーザーは虫歯の副産物を検出し、従来法より早期に虫歯を発見できます。レーザーは歯を削る際の麻酔(ノボカイン)を不要にし、充填前のエナメル表面を精密に処理します。また、充填材を硬化させることも可能です。知覚過敏がある場合、根部の細管をレーザーでシールし、温度変化への反応を抑えます。さらに、低出力レーザーはホワイトニングの時間短縮にも寄与します。

軟組織(歯肉)へのレーザー応用

  • 歯肉疾患で増殖した細菌を除去し、歯肉の形状を整えて審美性を向上させます。クラウン延長術では歯肉や骨をレーザーで再形成し、健康な歯冠を露出させて修復物を装着しやすくします。また、組織を切除してがん細胞の検査を行ったり、口内炎やカンカン潰瘍の除去にも使用されます。

レーザー治療のメリット・デメリット

  • メリット:従来のドリルに比べ疼痛が少なく、麻酔の必要性が低減します。そのため、患者はリラックスして治療を受けられます。軟組織手術時の出血や腫れも抑えられ、健康な歯質をできるだけ残すことができます。

    デメリット:治療費が高額になることが多く、保険適用外となるケースがあります。また、一部の処置では依然として麻酔が必要です。既に充填物がある歯や、充填物の周囲の虫歯にはレーザーは使用できません。

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