歯科用高速ハンドピースの構成部品

歯科用高速ハンドピース(ドリル)は、歯科医の必須ツールです。回転数は40万rpm以上に達し、虫歯除去や修復前の下地作りに使用されます。また、歯科ラボでもトレイや模型、義歯の加工・研磨に不可欠です。

操作方法

  • 床に設置されたスピードペダル(レオスタット)を踏むことでハンドピースが作動し、ペダルの踏み込み具合で回転速度を調整できます。

    現在主流のモデルは圧縮空気でタービンを駆動し、タービンの回転がハンドピース先端の回転を生み出します。先端に取り付けるビットは、用途に応じてバース、ディスク、ストーンなどと呼ばれます。

ヘッド(作業端)

  • ヘッドはバースや研磨・切削用アタッチメントを装着する部分です。標準サイズに加え、小児用の小径サイズも用意されています。

    高速切削では摩擦熱が大きくなるため、エア・ウォーター・エアウォーターの噴射による冷却機能が備わっています。また、光源としてファイバーオプティックライトを内蔵し、作業部位を明瞭に照らします。

チャック

  • チャックはヘッド内にあり、バースなどのアタッチメントを固定します。小さな穴に挿入し、取り外す構造です。

    モデルによっては専用のバーツールやレンチで装着・取り外しを行いますが、ボタンやレバー式で工具不要のものもあります。

シャンク(ハンドル)

  • シャンクはヘッドと接続端を結ぶ部分で、しばしばヘッドが逆角度(コントラ角)に取り付けられています。これにより、口腔内のアクセス性と視認性が向上します。

    90度の直角型シャンクは、プロフィ角と呼ばれ、ゴムカップを装着して歯の研磨に使用されます。

接続端

  • 接続端はシャンクの先端にあり、柔軟ホースや電源コードと接続します。ホースは電源線を保護し、水供給や光源用ファイバーを通します。

    ホースやコードを適切に管理すれば、絡まりを防ぎ、治療効率が向上します。前進・後退の制御スイッチも接続端に配置されていることが多いです。

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