ベニアは、歯の表面を覆う薄いポーセリン樹脂製のシェルです。患者ごとの色・大きさ・形に合わせてカスタムメイドされ、自然な見た目を実現します。着色や欠損、歪みのある歯をカバーしたり、従来の矯正装置の代わりに歯列を整えることができます。

診断(カウンセリング)

多くの一般歯科医でもベニアの施術は可能ですが、審美歯科専門医に相談するとより高度なプランが得られます。初回のカウンセリングでは、希望する見た目や改善したい問題を伝え、歯科医が口腔内の検査とレントゲン撮影を行います。

準備

2回目の来院時に局所麻酔または鎮静剤を使用し、痛みを抑えます。その後、歯の前面のエナメル質を薄く削り、ベニアを装着できるスペースを確保しますが、歯の全体的な形状やサイズは維持します。

ベニアの作製

歯型を取って専門のラボへ送ります。ラボでは型に基づき、サイズ・形状・厚さを調整したベニアを製作します。製作期間は通常1〜2週間です。製作中は仮ベニアを装着しておくこともあります。

ベニアの接着

完成したベニアが届いたら再度来院し、色味やフィット感を確認します。必要に応じてオフィスで微調整し、最終的に歯を清掃・乾燥・表面処理して接着剤で固定します。ベニアは接着後すぐに強固に固定されます。ベニアはホワイトニングできないため、着色を防ぐケア方法も説明します。

フォローアップ

数週間後に再診し、接着状態や位置をチェックします。ベニアの寿命は一般的に5〜10年で、経年劣化したら交換が必要です。エナメル質を除去した状態なので、ベニアを外すことは実質的にできません。