口臭治療に用いる抗生物質の概要
口臭(口臭症)は、食生活や口腔衛生の改善で解消できることが多いですが、虫歯や副鼻腔炎、呼吸器感染、胃腸の疾患などが原因になることがあります。これらの基礎疾患には、抗生物質による治療が必要になることがあります。
主に使用される抗生物質
ペニシリン系
- アモキシシリンやアモキシシリン/クラブラン酸(オーグメンチン)は、歯科疾患や副鼻腔・呼吸器感染の第一選択薬です。胃潰瘍の治療にも、胃薬と併用して使用されます。
テトラサイクリン系
- テトラサイクリン(アクロマイシン)やドキシサイクリン(ビブラミシン)は、潰瘍や副鼻腔・呼吸器感染、耐性歯科感染の治療に用いられます。ペニシリンアレルギーの代替薬としても使用されますが、妊婦や7歳未満の子どもは歯の変色リスクがあるため禁忌です。
エリスロマイシン系
- アジスロマイシン(ジスロマックス)は副鼻腔・呼吸器感染に、クラリスロマイシン(ビアキシン)は潰瘍に、エリスロマイシン製剤はペニシリン耐性やアレルギーがある場合の歯科感染に使用されます。
メトロニダゾール
- メトロニダゾール(フラジル)は、他の抗生物質に耐性のある潰瘍や歯科感染に有効です。ただし、アルコール摂取後48時間以内の服用は禁忌です。
スルファ薬
- トリメトプリム/サルファメトキサゾール(セプトラ、TMP/SMZ)は、ペニシリン耐性やアレルギーがある場合に、歯科感染や各種呼吸器感染の代替薬として用いられます。
